※1 オリンピック・ミュンヘン大会が開催される前に、放映された男子バレーボール日本代表チームを題材としたドキュメンタリー調の異色作。各話が、それぞれチームの代表選手を取り上げた構成となっており、アニメと実写フィルムを織り交ぜた内容となっていました。実際、代表チームは金メダルを獲得し、大いに大会を盛り上げる要素となった事は評価できるでしょう。
※2 あの衝撃のH系ギャグ漫画「ハレンチ学園」(小島みゆき主演でTVドラマ化もされましたね)で、PTAの奥様方の総攻撃に遭ったのが奇才・永井豪(&ダイナミックプロ)でした。その彼が満を持して発表したのが、SF系バイオレンス・アクション、彼の代表作ともなった、この「デビルマン」ですね。その衝撃度は物凄く、この当時で言えば、永井豪とジョージ秋山の二人が“少年漫画界”をリードしていた感があると、私は感じていました。永井豪のアシスタントからは、「グレートマジンガー」などでもお馴染みの石川賢を輩出しています。とにかく、この時期のアニメ作品には、永井豪を取り巻く人達の作品が目立ちますね。
※3 タツノコプロ(竜の子プロダクション)の大きな“飛躍”を感じさせる一作となりました。あの長寿番組「サザエさん」の前番組(日曜日・午後6時開始)という最高の時間帯にあり、その期待の大きさを感じられました。2年間続いた後、「ガッチャマンU」「ガッチャマンF」、そして後年の「ヤッターマン」など“タイムボカン”シリーズへと引き継がれていく事になります。
※4 社会的現象をも巻き起こし、アニメ・ファン以外の人達にまで知られる事となったのが、この「宇宙戦艦ヤマト」です。それまでは少年マガジンに連載された「男おいどん」など、コミカルな作品や少女漫画などで知られていた原作者・松本零士でしたが、この作品で一気に才能がはじけました。この年からTV放映が開始され、1981年まで3シリーズにわたり、広く愛された作品となりました。
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